「アジアの力を日本へ届ける」
コンサルタントの中西です。

今日の東京は寒いです。
ブログを書いている15時時点で
気温5℃以下です。

東南アジアから来ている
外国人技能実習生にはこの寒さは
こたえますね。

高度人材でオフィスワークを
やっている外国人人材は快適
でしょうけど。。。

つい先日まで12、3℃の日が
続いていたので、
ここ最近の急激な寒さで
体の調子が狂ってしまいまね。

調子が狂うというと、
ここ最近の為替の値動きにも
調子を狂わされます。

A picture shows the reflection of a man looking at foreign exchange rates at a money changer in Manila.

日本に住んでいる日本人からすると
為替の値動きというのは、ニュースの
終わり頃にさらっとキャスターが
読み上げる程度の、
あまり生活に馴染みのないものです。

が、

外国人人材(労働者)からすると、
為替の値動きにはシビアになります。
というかならざるおえません。

 

ここ1ヶ月の対ドルの為替相場は、
5%程度の円高になっています。

1年で見ると円安と円高の
それぞれの値動きは20%程度あります。

例えば外国人労働者が5万円を国に
送金しようと思った場合、

1ヶ月前の為替と比べると、
5%の円高だとすると
2500円送金金額が代わります。

1年で20%の為替変動があったとすると
円安の時の送金金額は
マイナス1万円になってしまいます。

日本人からするとたった数千円、1万円と
思うかもしれませんが、
送金を受けた本国の家族からすると
数千円の差額はとても大きいです。

仮に2500円あったらフィリピンであれば、
家族が5日位は生活ができます。

これはとても大きいです。

フィリピンで外国に働きに行きたい人材に
話しを聞くと、皆一様に
為替を気にしています。

その為替の高い安いによって、
どこの国で働こうかと考えている人材も
いるくらいです。

そのくらい外国に出稼ぎに行こうと考える
人材にとって為替というのは
大きな問題です。

現在先進国で起きている問題は
労働者不足ですが、それと平行して
人材の争奪戦も起きています。

もし優秀な人材を確保したいのであれば、
他の国との人材争奪戦に勝たなければ、
今後人材の確保が難しくなると思います。

外国人人材を活用しようと考える
企業にとって、日本国内の目線だけで
人材を活用しようと思っても、
為替のように不可抗力的な要素も影響すると
考えておかなくてはいけません。

場合によっては外国人を雇用する企業は、
外貨建ての口座を保有して、
給与の支払い通貨を複数選べるようにする
という方法も検討してもいい
のかもしれません。

いずれにしても、
外国人を一人でも雇用するという時点で、
自社はグローバルな企業だという意識で、
国内だけの視点で考えるのではなく、
もう少し広い視野、
せめて雇用している人材の国と日本という
2つの視点で考えるのがいいです。

海外には日本の常識では考えられないような
特徴の銀行があります。
例えば、
フィリピンのイースタンリザール銀行
年利11.5%という驚愕の金利しかも、
ドル建で預金ができます。

日本のメガバンク三井住友銀行が筆頭株主、
カンボジアの優良銀行アクレダ銀行
年利7.75%でドル建て、
しかも日本で使えるデビットカードが
発行されるので、世界中で預金を使って
買い物が出来ます。

どちらの銀行も郵送で口座開設が
出来るので非常に便利です。

中小企業や個人でも簡単に口座が持てる
時代になりました。

個人も企業も外国人人材同じく
グローバルな視点で行動すると
大きなメリットを得られそうです。

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日本で活躍するフィリピン人人材のリアルを感じる

外国人人材の活用を考える