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北海道での技能実習生に対する労働基準法違反が事業者の7割

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北海道内の外国人実習先、違反7割 14年、法令理解足りず/北海道新聞

厚生労働省の発表では、技能実習生を受入れる全国の80%の事業者が何らかの労働基準法を犯していると発表しています。

こういった外国人技能実習に関するネガティブネタは、ブラック企業を扱うネタと同じような感じで扱われている感がある、と思うのは私だけでしょうか?

外国人労働者の扱いに関しては労働基準法の他に入管法が関係してくるので、日本人労働者と企業の労使関係よりも複雑ですが、外国人技能実習制度に関しては、制度設計が悪いのか?企業が悪いのか?よくわからない部分が多いです。

ただ企業が実習生を雇用し、ビジネスをし、利益を上げるという事を考えると、企業が実習生をコストダウンの道具として使うのではなく、利益を伸ばすために活用が出来れば、技能実習制度の建前がどうとかこうとかは関係なくなります。

私は技能実習制度や外国人の雇用が、単純作業だったとしても構わないと思っています。

ただ、単純作業=雑な仕事、とは違います。

企業からすれば当然人件費を下げたいのは当り前の話しですが、質の悪い外国人労働者を雇用し、労務管理コストが上がっては全く意味がありありません。

労務管理コストを下げるにはどうすればいいか?

それには、優秀な外国人労働者を雇用すれば解決します。

日本語もろくに出来ない、読み書きが出来ない外国人労働者を雇用し管理するには、当然日本人を管理するよりも労務管理コストが上がります。

おそらく、現在外国人技能実習生を雇用していて労働基準法違反がある事業者は、そもそも労務管理コストというのを意識してないので、安易に労働基準法違反を犯してしまうんだと思います。

これから技能実習制度は受入れ企業が登録制になるので、ますます企業の管理能力が問われてきます。

しかし反面、管理がうまく出来れば、実習生を活力(原動力)に企業の業績を伸ばす事も可能になります。

正直言って、日本人を募集〜雇用する事を考えると、実習生を募集〜雇用するまでのコストはかなり安いですし、監理団体や制度などの沢山のサポートがあるので、企業にとってはかなり負担が少ないと思います。

後は、いかに優秀な実習生を確保するか?という部分ですが、その方法メルマガ登録をして頂ければ、メールにてお伝えしたいと思います。

 

 

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