こんにちは、アジア人材コンサルタントの中西です。
外国人を受け入れる際に一番気になる事は、どのように教育を行なっているか?ではないでしょうか。
特に日本語や技術面の教育に関しては、非常に気になる所だと思います。
一昔前のバブル期であれば、猫も杓子も日本に行きたい、日本語を習得したい、という就労希望者は多かったですが、現在では習得の難しい日本語を覚えてまで他の国とさほど給料の変わらない日本へ行こうと、強く熱望する就労希望者は少なくなりつつあります。
ちなみにオーストラリアに就労へ行きしっかりとした職に就けば、日本円で月給で25万円ほどはもらえるようです。
それでも手厚い教育体制と、キャリアアップ体制を用意すれば、まだまだ日本へ就労希望者を引き込む事は可能です。
今後の労働人口者の確保において、自社に適した人材を育成する為の適正な教育機関となるパートナーを見つけるという作業は、今後の企業の長期的な発展をする為には非常に重要かぎとなります。
今回はフィリピンのリュージョンⅢ(東京を除く関東地域に相当)する地域にある、TESDA(The Technical Education and Skills Development Authority)(日本の職業訓練校を統括する庁に相当)、
リュージョンⅢ地域は、7州を統括する地域総称です。
*中央が、リージョンⅢのTESDAを統括するジェネラルマネージャーMr.ガチャリアン
TESDAリージョンⅢの中には、270校の学校(高校、大学)と提携、420教室が存在しています。
一例としては、介護士、自動車メカニック、溶接工、CADオペレーター、IT技術者などのコースがあります。
この他にも複数のクラスが存在しており、各プログラム毎に基本技術習得~上級技術の習得までプログラムが組まれています。
実技だけでなく、座学も平行して学びます。
アジアヒューマンリソースでは、日本への就労者希望者の技術習得と教育を目的とした包括的な契約をTESDAと結び、基本技術習得+各企業様の求めるオリジナルの教育を組合わせたプログラムを提供しています。
TESDAとの教育に関する包括的な契約のメリットは、TESDA提携の大学とのスムーズな連携が可能となる事です。
例えばお客様の会社が、工場機械の技術者が必要な場合、希望に沿った大学を選定し、日本から持ち込むオリジナルのプログラムを提携先大学の修士課程に組み込む事が可能となります。
こういった取り組みを日本で行なう場合1人あたり、教育費用だけで150万円以上は掛かりますが、これを現地で行なう事により、1/5程度に圧縮が可能になります。
さらに、教育⇒就労をセットにする事により自社で奨学金制度を開設し、企業の教育費用負担を就労者に一部負担してもらう事が可能になります。
海外人材の教育は、自社に適した人材の雇用と、人材の安定確保がセットを安価で行なえる、素晴らしいプログラムだと言えます。
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