「アジアの力を日本へ届ける」コンサルタントの中西です。
海外でトレーニングをしているリアルな外国人人材の日本語能力を知りたい!というクライアントの声に答えて、、、
弊社がマネージメントを行なう、トレーニングセンター@フィリピン ブラカン州の生徒から提出される宿題や日記などをブログでご紹介しています。
フィリピン人人材の日本語能力ってどんなものなの? 字の読み書きは出来るの?など様々な疑問がありませんか?
弊社がマネージメントを行なう、フィリピン@ブラカン州のインターネットを使った授業参観も、随時受け付けています。
お申し込みは下のフォームからどうぞ。
今回ご紹介するのは、、、
生徒名:ロレイン
この時点での日本語学習期間:8ヶ月
課題の内容:
自分で題材を考えて原稿用紙に作文を書き、それをパソコンで書きおこし、最後にその作文を読み上げビデオに撮影しました。
すべて生徒達が自分で行なっています。(ブログのアップロードだけは私が行なっています)
↓ 作文の書きおこし ↓
作文の題名「フィリピン人の幸せについて」
幸せな事は人によって違うと思います。
でもたまに同じ国籍の人は幸せなことが似ているでしょう。
私達は冗談が上手な人が好きですから明るい性格を持っている人が多いと思います。
私はどんな風に幸せになるのかと聞かれたとき、家族のことを考えないわけにはいかない。
フィリピンの学校では子供たちに家族の大切さをしっかり教えています。
その時、私達はいつでも家族との密接な関係を守っています。
だから家族の中の一人に悩みとか心配があればそれを一緒に解決します。
なので重たいことは軽くなります。
そう言う習慣は昔からあります。
昔、あるところに人が引っ越しする場合、家族だけではなく近所の人も必ず助けてあげなくてはならない。
それはフィリピン語で『バヤニハン』と言います。
うちを背中で運びながらいろいろな歌を歌うとういことです。
残念ですが今はその習慣が無くなってしまいました。
でもその習慣の意味を忘れないように心に刻んでおきました。
バヤニハンの以外は他の状態でフィリピン人の熱い気持ちを表せています。
台風があるとかマコス大統領の独裁中、他人に対してフィリピン人の純粋な配慮がよく分かれます。
それでフィリピン人にとって幸せなことは協力することだと思います。
↑ 書きおこしここまで ↑
彼女は日本語学習期間7ヶ月の頃に日本語の能力を計る試験 J-TESTにてN3レベル相当の試験に合格をしています。
N3レベルというのは、一般的に小学校中学年以上の日本語レベルを有していると判断できるレベルとなります。
日本語レベルが高い、低い、どちらと感じるかはご覧になられた方の感じ方次第だと思います、が。。。。
非漢字圏のフィリピンで、日本語学習が初めの人材が8ヶ月で、ここまで書けるようになり、喋れるようになり、かつ継続して8ヶ月の間日本語学習を続けられる人材というのは、応募をしてきた人材の10%以下となります。
日本の外国人を雇用したいと考えるクライアントの多く、特に技能実習生を雇用しようと考える企業の多くは、海外での就労希望者に対する日本語学習の実態を把握されていないように感じられます。
今後外国人の雇用需要がますます増加し、その人材のマネージメントを行なわなければならない事を考えると、外国人人材への過度な期待をするよりも、現実を知りそれを企業がどのように活用や改善をするか考える機会を作る必要があると考え、情報をオープンにしています。
このブログを通じて、これから外国人人材の雇用を考えている企業様のお役に立てれば幸いです。
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