「アジアの力を日本へ届ける」コンサルタントの中西です。
11/17日に京都府綾部市よりフィリピン視察団がフィリピン国ブラカン州へいらっしゃいました。
今回は視察団のブラカン州でのコーディネートをさせて頂きました。
写真は、綾部市の山崎市長で、弊社が関係するフィリピン人ナースを日本の介護福祉士へ育成する、「インターナショナルケアナース」プロジェクトの提携校での挨拶の様子です。
さずが山崎市長はMBAを取得されていることもあり、英語が堪能でした。
こちらは現地提携校の総裁のMSバルトロメ
今回の視察団の視察目的は、フィリピンへの企業進出、現地との人的交流、自治体同士の連携などです。
綾部市は人口3万5千人ほどの小さな市ですが、その中に上場企業が複数あり、様々な取り組みをされていてイノーベション自治体として知られています。
視察団の中に市の教育庁の担当者なども参加されており、英語講師人材をフィリピンから呼ぶという事も検討されているようです。
歓迎式典の後、フィリピンでの日本語学校の状況を視察して頂きました。
上の画像は、大人20歳以上のクラスです。
皆、日本での仕事を目標に、日本語と日本文化のトレーニングをしています。
教壇に立つ田ノ上先生は、綾部市と同じく京都府から赴任されている先生です。
山崎市長も興味深々で、教材の中身を見ていました。
生徒達は日本語の読み書きも出来きます。
次に、シニアハイスクールの生徒への日本語教育クラスを視察頂きました。
シニアハイスクールとは日本で言う高校生となります。
フィリピンは去年まで小学校~高校卒業までの年数が10年制でしたので、日本よりも2年少ない状態でした。 それが今年から仕組みが変わり、12年制に変更になり、年数に関しては日本と同じ教育制度になりました。
ブラカン州とは今後シニアハイスクールに日本語過程を導入する事を検討しながら、プロジェクトを進めていいます。 人口減少、労働力の確保が必要な日本の地方自治体とは、ブラカン州の日本向けの人材育成プロジェクトと連携し、人材交流を図っていく予定です。
過密スケジュールの中、しばしブレークタイムを取って頂きフィリピン料理を食べて頂きました。
トレーニングセンター視察のあとはブラカン州庁舎へ移動し、州知事への表敬訪問を行いました。
ブラカン州として綾部市をとても歓迎して頂きました。
ブラカン州 アルバラート州知事と山崎市長
和やか雰囲気で短い間でしたが会談をされていました。
今後の綾部市とブラカン州の友好関係がどのように発展するのか楽しみです。
またこの場には、ブラカン州内の市長なども来られており、ブラカン州全体として日本の自治体との関係構築に前向きだとよく理解できました。
最後に小学校~高校の視察を行いました。
到着した際は、数百人の子供たちが日本とフィリピンの国旗を持って歓迎してくれました。
ブラカンの視察は半日という過密スケジュールでしたが、とても内容の濃い視察になったと思います。
この後視察団の皆さんは、ラグーナの経済特区内の工業団地の視察へ向かわれました。
このように地方自治体のコーディネートというのは、弊社にとっても沢山の学びと気づきを得られた貴重な時間でした。
今後、綾部市とフィリピンの関係が発展することを願います。
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