「アジアの力を日本へ届ける」コンサルタントの中西です。

海外とのビジネスには中学生レベルの英語力で十分

日本人は中学(最近では小学生から)〜高校もしくは大学まで、6年もしくは10年ものあいだ英語教育を受けいています。

これって結構長い期間ですよね?

しかし多くの人に英語が出来ますか?と質問をするとほとんどの人が、「No」と答えます。

私は、10年以上海外ビジネスに関わり、フィリピン(英語圏)で会社を所有していますが、英語能力はかなり低いと思います。

中学、高校では英語はいつも赤点(落第点)でしたが、海外でビジネスをやっています。

取引先や友人、知人は私の英語力を知ると一様に驚きますが、私自身は仕事として英語や異文化コミュニケーション能力が必要だったので、特別今の現状が特殊だとは思っていません。

中学生レベルの英語でも使えば世界はどんどん広がる/マネックス証券 松本社長

タイトルからも分かるように、海外でビジネスをするのに高度な英語能力は必要無い、ということなのですが、まさしく私も同感です。

マネックス証券の松本社長は、外資系の証券会社で10年以上のキャリアを積み、その後独立マネックス証券を立ち上げたのですが、普通の感覚で考えると、自分でビジネスをやるなら誰か通訳を雇うという方法もあるが、外資系で働くのに英語力が低くても大丈夫なのか?と思うと思います。

実際に私もそう思います。

そういえば、私の奥さんは5年間ほどマンダリンオリエンタル東京という6星(5つ星ホテルの上)のホテルでスーパーバイザーをやっていたのですが、同僚の多くは英語がほとんどできない状態で入社し、かなり気合いを入れて研修をし、6星のサービスが英語で提供出来るレベルにまでなっていたようです。

結局、語学というのはコミュニケーションをとるための道具なので、自分のやる気次第だと思います。

また語学力は試験勉強のように、何点以上を撮らなければダメなどと決まりがある訳ではありません。

一部の企業では英語力の判定に、TOEIC◯◯点以上やTOEFL◯◯点以上など、採用基準を決めていますが、それはあくまでも目安であって、それ=コミュニケーションが出来るとは限りません。

 

自分に必要な英語のみを覚える

私の場合は、以前は輸出入を中心に海外とのビジネスを行なって来たので、その時には極端に言えば『How much?』が言えればビジネスは可能です。

記事の中でも松井社長も言っていますが、自分がビジネスをするうえで必要な専門的英語というのは、覚えるのは簡単です。
その理由は、覚えなければいけないから、それが必要だからです。

おそらく中学や高校時代の私の英語力を知る同級生が、私が海外で会社を興し、海外を相手にビジネスを行なっていると知ったら、かなり驚くと思います。

しかし私が考える英語力を伸ばす一番の近道は、必要な英語だけを徹底的に覚え、使う環境を作り出すという事です。
この発想はある意味、スピードラーニングの発想と似ていて、スピードラーニングの場合は先ずは英語を聞き込んで、それをおうむ返しのように使う、それを繰り返しているうちに自然と英語が身に付く、というものです。

私の場合も、とにかく自分にとって必要な英語のみを徹底的に極め、そこから少しずつ単語力やスピーキング力を上げていくというものです。

 

英語が必要な環境を作り出すのが近道

結局は、英語を話す必要性のある環境を作るというのが重要です。 そしてその環境を維持し続ける気持ちの強さ。

環境作りには方法があると思います。

例えば、英語の塾に通う、外国人のコミュニティーに入る、海外旅行に行く

どれもプライベートな事ばかりですが、やはり私の一番のお勧めは、英語を使ったビジネス(仕事)をやるという事です。

何もいきなり海外で会社う作ったりする必要はなく、
例えば、
ebayで仕入れをしてヤフオクで売る
海外旅行に行ったついでに、何か物を仕入れて日本で売る
など簡単な事だけど、ビジネス(仕事)として継続させられればいいと思います。

ビジネスはちょっと、、、という人には、東京であれば秋葉原の電気屋、銀座の路面店などはお客は外国人だらけです、またスタッフもほとんど英語が喋れます。 そういった場所でアルバイトや正社員として働くという方法もあります。

 

英語への恐怖心を無くす

とにかく日本人は英語に対する恐怖心が強過ぎます。

その恐怖心を無くし、間違えても全然OKという気にしない気持ちで、外国人と接する事がとても重要です。

今では簡単にインターネットを使って、海外とのビジネスや、海外で会社を興す海外へ銀行口座を作るなど、海外と接点を作れます。

どんどんとトライして見る事が重要です。

 

海外に資産を持つという方法も・・

上記以外にも海外に口座を持って、資産を分散しながら海外との繋がりを作るという方法もあります。

さすがにお金を海外に預けたら無責任ではいられないので、英語の勉強もはかどるかもしれません。

しかも海外の銀行口座は驚く程高金利で、しかも現地通貨以外にも、ドルや円でも預けたり、デビットカードで引き出しが可能なものまであります。

フィリピンのイースタンリザール銀行
年利11.5%という驚愕の金利しかも、ドル建で預金ができます。

日本のメガバンク三井住友銀行が筆頭株主、
カンボジアの優良銀行アクレダ銀行
年利7.75%でドル建て、しかも日本で使えるデビットカードが発行されるので、世界中で預金を使って買い物が出来ます。

グローバル社会では日本人と日本語だけでコミュニケーションしていては、世の中の大きな流れについていけなくなります。

日本に生活していても海外と繋がる方法は無数にあるので、常にアンテナを外の世界に向けて、大きな世の中の流れに乗り、その中から自分の求める利益を得られるような生き方をするというのが理想かもしれません。

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