「アジアの力を日本へ届ける」コンサルタントの中西です。
もしアナタの会社で外国人を雇用するとしたら、どんな事を気にして面接をしますか?
あまり心象のよくない記事ですが、技能実習生に関してこんな記事を見つけました。
スマホ転売、母国に不正送金 容疑のベトナム人技能実習生を書類送検/産経WEST
この事件の背景にあるので、技能実習制度の闇の部分だと思います。
現在、日本へ海外から働きに一番簡単に行く事が出来るのは技能実習制度ですが。
それは、一番不正をしやすい制度だとも言えます。
この記事のように、もともと犯罪を染めるつもりで来日する技能実習生は非常にたくさんいると思います。
このベトナム人技能実習生は2年あまりで携帯などの転売で250万円程度の利益を得ていたようですが、その背景には日本に来るための費用の返済と生活費のためだと言っています。
技能実習生で日本に来日するために犯罪行為を犯して支払いをするほど費用が必要なのか?と思う方もいるかもしれません。
他の記事で書きましたが、ベトナムで技能実習生で日本へ来日するには、職業紹介料として日本円で40~60万円程度の費用がかかります。 年間の給料が180万円程度の技能実習生が3年という限られた期間で60万円もの紹介料を返済するのはとても大変です。
で結局は楽に稼げる方法を日本で見つけ、そちらに手を染めてしまう、というような流れです。
この記事では携帯電話と地下送金でしたが、他にも銀行口座の売買などが技能実習生がお金を稼ぐ手段として行われているようです。
携帯電話本体の転売や名義の転売、地下送金などは犯罪に利用されるので、何も知らない技能実習生が日本で簡単に稼げる手段だと思い、安易にてを出すというケースもあります。
文化のまったく違う人材を理解するというのはとても大変
普通の日本人であれば安易に外国で犯罪行為を行おうなどとは考えませんが、出稼ぎに来る技能実習生などは元々日本人と文化レベルも違うので、簡単に稼げる方法があると知ると、すぐにその方向へなびいてしまいます。
おそらく大半の人事担当者は、技能実習生は送り出し団体と監理団体がチェックした候補生だから安心だと半ば安心しているかもしれませんが、実情は違います。
日本で監理を行なう監理団体が、海外の送出し団体の内情を把握するというのは限界があります。
それに送出し団体はビジネスで人材の送出しを行なっているので、自分達の悪い部分は当然隠します。
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