毎日10時間も残業を実習生に仕事をさせる経営者は自分もやってみたらいいと思う

「アジアの力を日本へ届ける」コンサルタントの中西です。

技能実習生に長時間労働をさせて残業代を払わないという、よくある話しですが、よくよく考えてみたら凄い話しだなと思いブログにしてみました。

技能実習生、月250時間も 雇い主に是正勧告 /群馬/毎日新聞

私は経営者なので自分自身は労働基準法を無視(適用外)して働いていすが、それは働いた分だけリターンがあるからです。
経営者(個人事業主)の場合、仮にその時に働いたお金を直ぐに給与に反映できなくても、ビジネスで成功した際のリターンはその数倍や場合によっては数百倍になります。

一般の従業員は会社から給与という保証を受け、その対価として労働を提供する。
これって当り前の話しですよね? 働いて給料を貰えない、なんて仕事があったとしたら誰もその会社で働こうなんて思いません。

そもそも経営者と従業員では働くスタイルというか、考え方が違います。

この記事で会社経営者は、250時間も技能実習生に残業をさせて残業代の未払い、技能実習生には労働基準法が適用されないと思った・・・・この経営者はかなりクレイジーですね。

1時間や2時間の残業代の未払いなら、認識の違いや計算ミスでの未払いは発生するでしょうけど、月に250時間っていったら、通常の一ヶ月の労働時間に相当する時間です。

毎日8〜10時間の残業をさせてた事になりますね・・・。

「いやいや社長、自分も同じ仕事量をやってみたらどうですか?」

私は24時間体制で仕事をしますが、それはあくまでも思考的な仕事を24時間体制で行なっているのであって、実労働を毎日18時間もやったらさすがに倒れます。

 

外国人技能実習生は建前上は技術移転の為の国際協力と言っていますが、実質的には出稼ぎ労働者です。

出稼ぎ労働というのは、出かけて稼ぐ訳ですから、お金稼ぎが一番の目的になります。

その一番の目的をこの会社経営者が理解しているかしていなかったか?は不明ですが、出稼ぎ労働者から労働賃金を搾取するのは経営者としてというより、人として恥ずかしいですね。

そもそも儲かっていない、儲ける方法を知らないから、労働者から搾取をして儲けようなんてレベルの低い発想になるのかもしれません。

監理団体もこのようなレベルの低い企業に実習生の送出しをしてはいけないと思います。

批判をくらうかもしれませんが、「貧乏なお客と付き合うと、自分も貧乏になります」監理団体ももっとお客を選ばなければいけませんね。

 

技能実習制度はいろいろ叩かれますが、制度としてかみ合っていない部分がありますが、仕組みとしてはかなり使い勝手がいいので、本来であれば企業はそれを利用してもっと儲けた方がいいと思っていますし、儲けられます。

特に中小企業などで本気で人材が集まらない、さらには人材育成をする人的余裕が無い、といった企業にとっては技能実習制度は夢のような制度だと思います。

人材の育成、選定、管理をシステマチックに組めば、企業は技能実習制度を活用して、継続的な利益を確保出来る仕組みを作れます。

本当に良い人材を雇用し、継続的な利益を上げる仕組みを作るには、海外の送出し機関や教育機関にまで目を配る必要があります。

弊社は現地送出し機関、現地教育機関と代理人契約を結び、さらに監理団体とも代理人契約を結んでいます。

こういった海外の事情までを把握してい会社はなかなか少ないです。 実際に監理団体でも海外の実情を把握しているというのはなかなか稀です。

若干宣伝になりますが、今後この技能実習制度を活用して安定経営を目指したい企業や送出し国の事情に精通したい監理団体は、弊社にお問い合わせ頂ければノウハウの提供をいたします。

いずれにしても労働者から搾取をするような、それをしなければ儲けられないようなビジネスはやってはいけませんね。

 

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