AECの誕生で日本からった数時間の距離に巨大マーケットが誕生!

「アジアの力を日本へ届ける」コンサルタントの中西です。

現代の日本人はとても幸せです。

それは21世紀はアジアの時代だからです。

少なくとも今生まれた子供たちが成人を過ぎて、30歳になるまでくらいの後30年位はアジアが世界経済の中心として動く事は間違いなさそうです。

今でこそ、中国の経済失速がクローズアップされていますが、それは元々の経済成長率が高すぎたからで、経済成長規模事態は正常値に戻りつつあるんだと思います。

なぜアジア経済がこんなに好調なのか?というのは理由があって、それは人口動態と経済が密接に関係しているからです。

人口動態については、以前に記事にしたのでそちらを見て下さい。人口動態とビジネスの関係

このアジアが世界の中心経済の時代がさらに加速する出来事がおきました。

以前から話題になる事があった、アセアン版のEUとも言えるAECが誕生しました。

約2兆ドルの経済圏「AEC」発足で揺れる極東/ZUU online

 

先日フィリピンのアキノ大統領が国賓で来日した際に行った講演会に行った際にも、AECに関連するアセアンの金融統合に触れていました。フィリピン大統領に会いました!

AECの細かい内容などは他の新聞などで見てもらえればいいと思いますが、私が注目するのは、経済圏内での人の行き来がある程度自由化されるというところです。

前から言っているんですが、真のグローバル化は「ヒト、モノ、カネ」の自由だと考えています。

金は、金融が電子化された時点で国家を超えた行き来がかなり自由になりました。

物は、FTAなどの自由貿易協定により関税が撤廃される事により自由になりました。 あともう一つはインターネットによる商流の変化で、世界中誰とでもビジネスが出来るようになったのも大きな要因の一つです。

そして最後は人です。

この人の往来の自由化というのはなかなか難しい問題で、ここが自由化される=国家の垣根が無くなるに等しくなるので、完全に自由化されるとかなり混沌とした世の中になる可能性があります。

しかし世の中の流れは確実にそちらの方向に向かっていて、AECでも短期滞在ビザが撤廃され、高度人材の往来は自由化されます。

もともと日本人は世界でもかなりエリート待遇を受けているパスポートを所有しているので、主要な国にはビザ無しで好きな時にいけます。

新興国のパスポートはビザがなければ海外に行けないので、自由にいろんな国に出入りできる後進国の人達と情報格差が生まれ、それが富の格差を生んでいる一つの要因だったと思います。

今後、アセアン諸国の中で流動的に、人物金、が自由に動くようになると、その中では情報格差が少なくなり、フラットな関係で経済成長をすると考えています。

これが日本経済や日本企業にどのような影響があるのかを考えてみると、

  1. 中間層の爆発的な増加
    AEC内で情報格差が少なくなり、人物金の流れが活発になるので、とうぜん経済規模が小さかったり、所得が低かった人が、経済規模が大きかったり、所得が高い人達しか手に入れられなかったような情報を手にして、一気に経済的な富を生み出すようになります。
  2. アセアン圏内でのビジネス展開がしやすくなる
    AEC内で今後さまざまな規制が撤廃されたり経済特別協定が作られるので、企業はその恩恵を受けやすくなります。
  3. アセアンからの人材の確保が難しくなる
    今日本ではアセアン圏内から数十万人の労働者を様々な方法で受け入れていますが、AECで人の交流が活発化すれば、別に日本に来る必要性は低くなるので、人材の確保が難しくなります。 逆に高度人材の受け入れは進む可能性はあると思います。

いずれにしても、日本からたった数時間、数万円で行ける範囲に、人口6億人で200兆円以上の巨大マーケットが存在するというのは、とてつもなく大きなチャンスだと思います。

この恵まれた環境を日本人は、もっともっと活かしていかななければいけませんね。

弊社では、フィリピン、中国、台湾、ミャンマーの海外進出サポートを行っています。

よくお客様から海外進出支援って何が出来るの?と聞かれますが、基本的に何でも出来ますし、何でもやります。

何でも屋か?という声が聞こえてきそうですが、そうではなく、海外ビジネスのきっかけを作るのは、人脈を持っていて、その地域のリサーチが可能であれば実行が出来ます。

特に海外の場合にはコネクションの社会なので、人脈の形成というのは非常に重要です。

弊社は海外との長年の取引で作った人脈と経験を活かし、お客様の要望に合わせた支援プランを作成します。

あまり一般的ではありませんが、戦略コンサルティングといいいます。

これからますます熱く盛り上がる、アセアン市場にいち早く攻め込み、先行者利益を得ましょう。

今後、5年位すると、アセアン諸国も力がついてくるので、簡単に市場に入り込むというのが、難しくなってくるかもしれません。

これからもASEN市場が熱い!

 

 

mail_magazin

*メールアドレス
*お名前

日本で活躍するフィリピン人人材のリアルを感じる

外国人人材の活用を考える