こんにちは「アジアと日本を繋ぐ」コンサルタントの中西です。
最近の若者はやる気が無いとか、受身という表現をよく耳にします。
では、アジアの若者はどうでしょうか?
表面的には日本の若者と変わらないというのが、私の印象です。 若ければ当然、いろんな事に興味は沸きますし、遊びたい盛りだと思います。 ただ日本の若者と決定的に違うと感じるのは、「やる気」の強さだと思います。
では一体アジアの若者の「やる気」は何処からくるのか・・・・・?
日本では給与が下がったといっても、大卒であれば初任給で20万円位はもらうでしょう。 年収にして、240万円以上は貰うと思います。
ではフィリピンの若者はどうでしょう?
現在は円安の為相場は変わってきていますが、ドルベースで年収が2000ドルちょっとといった感じです。
日本円に換算すると、26万円近辺という事になります。 これ、月収ではないですよ、年収です。 月収にしたら2万円ちょっとという事になりますね。 サラリーマンのお小遣いかっ!っていうレベルです。
でもこの2万円ちょっとで、1ヶ月をしっかりと生活しているんですから、たくましいです。 物価レベルは、現地の物はそれなりに安いですが、輸入品に関して言えば、日本よりも高いです。 総合的な現地の生活レベルの物価指数は、日本の1/5位になります。
計算の速い方は直ぐにお分かりになると思いますが、給料は8~10倍位差が有るのに、物価は1/5じゃ生活出来ないじゃん!という事に気づくと思います。
その点は日本では核家族化が進んでいますが、フィリピンを含めアジアの新興国は、家族で助け合って生きると言うのが基本なので、自分一人で生活するというのはあまりありません。
それでもお世辞でも、裕福な生活とは言えません。
もしあなたが逆の境遇の新興国で生まれ育って、インターネットで外の情報を手軽に入手できる、という立場にあったらどうでしょうか?
たぶん私ならこうすると思います・・・・
「ちょっと海外の仕事の給料でも調べてみよう」
「え!?なになに!」
「日本だと自分と同じ年齢、同じ仕事で月に20万円も貰えるの?」
「こんな事している場合じゃない、今すぐ日本の会社で就職できるように日本語の勉強しよう!」
といった感じになってもおかしくありませんね。
なんといっても、日本に限らず海外で働ければ、人生レベルが異次元にワープ出来るのと同じ感覚ですから。
もしアナタが、アメリカの企業に就職するだけで、今の年収の10倍貰えるつまり、年収で3000万円以上貰えると知ったらどうでしょうか?
しかも条件は英語が喋れる、その仕事の実務経験が有る。 といったぐらいです。 給料が10倍になったからといって、仕事量が10倍になる訳ではありません。
今のシリコンバレーはまさしくそんな感じですが、それでも年収1500万円とかです。
2倍くらいの給与アップだったら国内でもありそうですが、さすがに給与が8倍、9倍、10倍となったら、これは宝くじレベルです。 しかも確率はかなり高い。
結局何が言いたいか?というと、物凄い強烈な欲求をキッカケに、やる気を爆発させている若者がアジア圏には、日本の総人口以上の数がいるという事です。
これは同じ世代の若者からしたら脅威ですが、経営者にとってはとてつもなく大きなチャンスといえます。
もしアナタが企業経営者や人事権のある方だとすれば、アジア圏では優秀な人材を選べる、だからこそ「やる気」のある人材を見抜かないといけない、と覚えておいて欲しいと思います。
授業が終わってから、何時間も自主的に宿題をやるような若者を選ばないといけません。
追伸
ちなみに画像の子達は、宿題をやっている最中です。
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