フィリピン高度人材をご紹介します。
自社で人材を育成する仕組みを持っている会社、特に中小企業ではどの程度あるでしょうか?
おそらく殆どの会社では、人材育成に関する明確なマニュアルないし仕組みは持っていないと思います。 別にそれ自体は悪い事では無く、むしろマニュアルがなくても一定以上のクオリティーを維持できる、日本人の素晴らしい部分だと思います。
しかしその考えを外国人人材にそのまま当てはめようとすると、様々な無理が生じてしまうケースが多々あります。 なぜなら外国人というのは自分達とは違う言語や文化・習慣を持つ、異質な存在であり、外国人人材から見た私達日本人も異質な存在であるからです。
だからこそ人材開発と育成は最重要課題でありここを甘く見ると、思うような結果を得ることは難しくなります。
人材さえ確保出来ればいいは、安物買いの銭失い!?
とある社長様との会話
Q:なぜ御社では外国人人材を必要としていますか?
「そんなの決まってるじゃないか、人材不足だからだよ。」
確かにおっしゃる通りです(汗
すみません、質問の仕方が悪かったようです。
もう一度質問させてください。
Q:御社では人材不足を補う為に、どのような外国人人材を必要としていますか?
「そんなの決まってるじゃないか、有能でよく働く人材だよ。」
・・・・・実に明快な答えですね。 ありがとうございました。
そうなのです、企業が求める人材とは
・有能で
・よく働く
この二つが揃っている人材なのです。
しかし、今の外国人人材の受け入れの状況は、人材不足による単なる数合わせを行なっているだけのケースが目立ちます。
職種や企業の考え方によっては、もしかしたら手だけ動かしてくれればいい、という職場もあるかもしれません。 たとえそうだったとしても、「無能で働かない人材」よりも「有能でよく働く人材」のほうを経営者は求めているはずです。
単なる数合わせで集めた外国人人材は、「無能で働かない」というリスクよりも、会社組織運営上問題を起こしたり、犯罪を犯したり、逃亡(違法滞在)をするといったリスクが高くなります。
こういった外国人人材は、非常に悪い言い方かもしれませんが、安物買いの銭失いのような存在になりかねません。
健全な企業経営を行なっている経営者にとっては、不必要な問題に悩まされたくないという理由から、外国人人材の受け入れに二の足を踏む方もおられます。
育てた分だけ、会社の利益に貢献
これもとある社長さんとの会話
「おい中西くん」
何でしょう社長?
「昔は海外旅行に行くと大概の国では、片言の日本語が通じて、円で支払いが出来るなんて場合もあったんだよ」
そうなんですか?今じゃ考えられないですね。
「そうなんだよ、今じゃ海外旅行に行っても、日本語が通じるのはハワイくらいじゃないか?」
「それだけ、日本の影響力が低くなったって事なんだろうな」
・・・・寂しいですね。
バブル世代をご存知の方は高度成長期からバブル崩壊まで、日本が世界にどの程度影響力があったかはご存知だと思います。
昔はアジアの学校では日本語の授業が多く存在しており、一生懸命日本語の勉強をして、日本企業に就職したり、日本と関わる仕事をするのは一種のステータスでした。
しかし、現在の世界の情勢は全く異なります。
語学を学ぶなら、英語と中国語というのがスタンダードです。
さらに仕事をするなら、シンガポールやオーストラリアもしくはアメリカというのが、高給を取るアジア内での求職者のスタンダードです。
凄くネガティブな表現ですが、アジア内で見た日本の優先順位は低いという事です。
では、アジアの人たちは日本が嫌いなのか?
答えは:みんな日本が大好きです。
日本へ来たくてしかたがないのです、でもちょっと日本へ来るのはハードルが高い。 だから他の国へ行くという選択肢の優先順位が上がってしまうのです。
つまり労働意欲とやる気は旺盛だけど、文化、言葉の違い、会社のシステムの違いでなかなか日本で就労する機会が無い。
というだけなのです。
通常の人間はお金は欲しい、でも嫌な職場では働きたくない、と思います。
日本で働きたいという意欲を高め、学習の機会を与える事で、会社の利益に貢献する、有望な人材を育てる事が可能となります。