フィリピン大学のジョブフェアをフィリピン大学副学長に案内してもらいました

「アジアの力を日本へ届ける」コンサルタントの中西です。

先日のフィリピン出張中にフィリピン大学のキャンパス内で行われていた、ジョブフェアに友人(?)のフィリピン大学副学長のアマンテ教授に案内してもらいまいた。

さすがフィリピンの東大であるフィリピン大学で行われているジョブフェアだけあって、参加企業はメジャー企業ばかりでした。

ちなみに写真の真ん中に写っている、色シャツの男性がアマンテ教授(副学長)、左から二番目のグリーンのポロシャツが私(中西)です。

他の方々はこのジョブフェアを運営している、UP CAPという学生団体です。

 

フィリピン大学で行われたジョブフェアのパンフレット

これがジョブフェアのパンフレットです。

見てお分かりになるかもしれませんが、メインスポンサーはシェルです。

他にも、BOSH(世界的自動車部品メーカー)、Globe(フィリピンの携帯会社にほんのドコモ的な感じ)、Metrobank Card(フィリピン大手銀行のグループ会社)などかなり大手の企業がスポンサーについています。

エントランス部分

 

ここで来場者は受け付けをします。

だいたい来場者の数は4000人程度だということでした。

受け付け2

エントランス2

会場風景1

 

ジョリビーというフィリピンではマクドナルドを凌ぐ人気があるお店です。

フィリピンはジョリビーがあるので、世界の中でもマクドナルドが勝てない国数少ない国の一つです。

会場風景2

 

世界的に有名な、自動車部品メーカーのボッシュです。

メルセデスベンツや欧州自動車メーカーはボッシュの部品を多数使っています。

日本で言うと、豊田のグループ会社のデンソーといった感じです。

会場風景3

 

韓国の大手家電メーカーのLGも出展しています。

会場風景4

会場風景5

 

日本のドコモのような会社の、GLOBEという通信会社です。

フィリピンでは知らない人はいません。

会場風景6

 

日本でも認知度の高い、デルモンテも出展していました。

やっぱりパイナップルやバナナが有名だからでしょうね。

会場風景7

会場風景8

会場風景9

 

3日間で集まった履歴書のかずだそうです。

もちろん企業によって集まる履歴書の数は違うと思いますが、来場者はターゲットが絞られた人材ばかりなので、企業の求める人物像に近い履歴書が集まります。

履歴書

 

 

場内を見回った後、主催の学生団体の代表者のアルフレッド君に話を聞きました。

日系企業の誘致は行わないのか?と聞くと、来年には日系企業向けの誘致も行いたいそうです。

前のブログでも書きましたが、アセアンはAEC(アセアン経済共同体)の発足により、ますます人物金の動きが活発化します。

日本もAECの発足は対岸の火事ではなく、自国にとってもとても大きな影響をもたらすと自覚しなければいけません。

なんといっても日本の外国人労働者の大半はアジア、主にアセアンから受け入れています。

AEC経済圏は今後EUと同じく、労働者の移動が段階的に自由になっていきます。

そうすると日本にどのような影響が及ぼされるのか?

少なくとも、今までのように募集すればそこそこの人材が勝手に集まってくるという現状は無くなってくると思います。

現実に労働賃金が上がった、中国では技能実習生を集めるのがとても大変だという話はよく聞きます。

しかしこれはピンチでありチャンスでもあります。

アセアン内で人材獲得競争が高まれば、必然的に需要側の募集スキルも上がってきます。

そうなってくると、現在問題視されている失踪の率なども減ってくると思います。

 

話を戻してフィリピンで企業がジョブフェアを行うメリットとしては、英語が堪能かつ一定水準で法律が整備された国から優秀な人材を獲得できると言うことです。

まだまだ日系の中小企業が気軽に海外展開や進出というイメージを持つのは難しいのが現状ですが、海外から人材を受け入れる=貿易業と同じです。

そうなると、いかに企業はリスクヘッジをしながら人材の獲得を行っていくか?という事になると思います。

結局、人材は受け入れてからが一番大切です。 であれば、受けれを他社に丸投げするよりも、こういったジョブフェアに出展し、自社の目で応募者とふれ合い、選考のスキルを上げるというのも一つの手段かもしれません。

 

弊社でも近いうちに日系企業向けのジョブフェアを開催しますので、その際はブログやそのた媒体で募集をします。

 

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