訪日外国人の数がいよいよ2000万人を突破しそうな勢いがありますが、この数字は一昔前では考えられなかったような事です。
その訪日外国人の誘致に大きくしているのが、今年の世界ベスト観光地に選ばれた京都だと思います。
そしてアジアヒューマンリソースの本部は、日本を代表する海外に開かれた都市「KYOTO」にあります。

という訳で、来年から新たにフィリピンへ赴任していただく3名の日本語講師の方との打ち合わせの為に、今年最後の京都出張へ行ってきました。

今回赴任して頂く先生は、元美術教師の経歴を持つ方とその奥様、奥様の方は中国国籍で来日してから日本語検定N1(1級)を取得するとい実力の持ち主で、もう一人の先生はEPAで来日したフィリピン人介護士対し研修を行っていた方です。

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フィリピン人介護人材を育成した検証結果

弊社がこの一年間フィリピンにて日本の入管法などをの法律が整う前に、他社よりも先行して介護人材の育成を行い検証した結果、様々な検証結果が得られました。

その一つとして、いかにマイノリティーである日本語の能力を高めるか?という事があります。
マイノリティーとは少数派とう意味で、日本語が世界の中でいかに需要が小さいかという事を指しています。

日本語は世界の中からみたらマイノリティーの言語だということを忘れて、外国で外国人に日本語を教えようとしても、思うような結果は得られないと思います。

それは何故か? 答えは簡単で、日本語がマイノリティーな言語だからです。
マイノリティーばかりでよく分からない文章になってしまいましたが、つまり、日本語を習得したいと思う人口が少なく、現地(外国)で日本語を教える人材や環境を整えるのはとても難しい事だからです。

極端かもしれませんが私の感覚では海外で日本語を勉強するのは、日本でポルトガル語を勉強するくらいの感覚だと思います。
ポルトガル言ってどこの国の言語?とはならないけど、勉強しようと思う人は少ないんじゃないでしょうか。さらにポルトガルもしくはアルゼンチンなどで働けるレベルまでポルトガル語を日本で勉強するのは難しい感じがしませんか?

日本語を外国で勉強するのはこんな感じに近いかもしれません。

いかに海外で日本語を習得する環境を作るか?

まさにこれが大きな課題だと思います。
海外でN2以上でも取得出来る環境が提供できれば、かなり高度な人材育成が可能だと思います。
では、どうやれば外国で最適化された日本語学習環境が作れるのか?

これはいろいろとやり方があるかもしれませんが、弊社が検証した結果。
一つはネイティブ講師による講習。 二つ目は学習者のモチベーションの維持。 三つ目は日本との繋がりを作る。 という内容に行き着きました。
実はこの3つのキーワードで重要な役割を果たすのが、インターネットになります。

インターネットを上手に活用し、3つのキーワードを効率的に繋ぐローコストでかつ効率的に最良の結果が得られる事がわかりました。

実際に弊社が育成している生徒の中には、7ヶ月程度の日本語学習でかぎりなくN2の合格に近い生徒が数名います。 N3に限っては、在籍する生徒の7割りは合格点に達しています。
ベトナムで実施しているEPAの事前研修1年間でN3を目指すというところからいけば、かなり優秀な結果だと思います。

日本で外国人人材に活躍してもらいたい企業と働きたい人材の双方とも、コミュニケーションに支障をきたさない日本語語学能力を求めていると思うので、単なる時間だけを消化するような日本語教育ではなく、最適化された日本語の学習環境を海外に増やさなければいけないと感じます。

来年早々からフィリピントレーニングセンターにて新たな生徒を募集します!

 

日本で活躍するフィリピン人人材のリアルを感じる

外国人人材の活用を考える