「アジアの力を日本へ届ける」コンサルタントの中西です。

今日は人材系やアジアのネタとは全く違うのですが、イーロンマスク率いるSpace Xがロケットの再利用可能技術を成功させたというニュースを見て、興奮してしまいついブログに書くことにしました。

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イーロンマスク? Space X?と知らない人も多いかもしれませんが、イーロンマスクはペイパルの創業者の一人で、アメリカのシリコンバレーでは絶大な実力と人気がある経営者の一人です。

次のスティーブジョブスとまで言われている人物で、たった数年で、宇宙産業と自動車産業で革新的な業績を作り上げた経営者です。

アメリカは旧態の製造業が衰退してからというもの、製造業で世界をリードすることはありませんでしたが、iphoneの発売とイーロンマスクが興したSpace X(宇宙産業)とTESLA(電気自動車)の分野で目覚しい発展と可能性が出てきました。 iphone販売以前のアメリカで世界的をリードする製造業分野というのは、ほとんどありませんでした。

動画を見ると、後半のロケットの打ち上げ成功と着地の成功のあたりは、ワールドカップを見ているような歓声が上がっています。

打ちあがったロケットが、ピッタリと目標地点に着陸する映像は私もかなり興奮してしまいました! しかもそのロケットは自動操縦で目標地点に帰ってきているというのは驚きです。 ITと物の融合、IoT(internet of thing)の進化で製造業の飛躍度は計り知れない可能性を秘めていると思います。

SPACE Xのさらに凄いところは、イーロンマスクが宇宙産業の事業を全くやった事がない段階から、たった数年でNASAとの契約を取ってしまったり。 今までアメリカのロケットの部品はロシアなど海外からほとんど調達していたのを、ほぼ全ての部品を内製化してしまった事です。 しかもこの事業を興して軌道にのせるまでに数百億円もの私財を投じて、それをやりとげてしまったというのは驚愕です。

最近では下町ロケットというドラマがメガヒットしましたが、宇宙産業は将来有望な産業です。 しかしコスト構造が不効率すぎて、物凄くお金がかかります。 SPACE Xは他社よりも数分の1のコストで製造、打ち上げを実現したとうのも凄いです。

さらにSPACE Xは本気で人類火星移住計画を立てているようです。 人類が低コストで宇宙に行く日はかなり近いかもしれません。

私は宇宙産業など全く知らないので、技術的な事はわかりませんが、私がイーロンマスクの何よりも凄いと思うのが、普通の人が発想しない事を発想しそれを実現したというところです。 もちろんこれはスティーブジョブスも同じだと思います。

現代は産業構造の変革時代だと言われています、それは普通に生活していると理解は出来ませんが、もし数百年後の未来で過去の年表を作った際には、現代は間違いなく産業構造の転換期だったとわかるとわかると思います。

一人の革新的なアイデアと行動力が時代を変えるという代表的なイベントを、生きているうちに体験出来たのは素晴らしい事だと思います。

弊社もアジア人材、育成のスペシャリストとして、革新的なアイデアで歴史を変える仕事をしたいと思います。

 

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